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ロジスティクスサカイ引越センターは12日、建築サービスのキャンディルと資本業務提携を行ったと発表した。引越運送と建物などのメンテナンスというそれぞれの強みを相互に活用し、相乗効果を狙う。
サカイはキャンディルの筆頭株主である投資ファンドから同社株27.51%を13億1354万5200円で15日付で取得する。
これまで、サカイが請け負った引っ越しでキャンディルが建具や家具などの修理や組み立てを行うといった取引があった。業務提携により、例えば、サカイはキャンディルの顧客の引越運送ニーズを取り込む。キャンディルはサカイのスタッフが対応できない家具の組み立てサービスや修理サービス、住宅のリフォームサービスを担う。
両社の事業には、スタッフが顧客の家屋内やオフィス内に入って作業を行うという共通点があり、ともに労働集約型ビジネスモデルであることから、協業を模索してきた。今後、共同で商品開発や拡販、相互送客システムの構築、オフィス分野への事業拡大などを推進する方針だ。労働力のシェアにも取り組むという。