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行政・団体日野自動車は9日、エンジン認証申請に伴う不正行為に関連し、エンジン性能上の問題が確認された大型エンジン「E13C」を搭載する大型トラック「日野プロフィア」など2万1100台について、国土交通省にリコールを届け出たと発表した。日野による一連の不正を受けて、国交省は9日午後にも日野の小木曽聡社長を呼び、是正命令書を手渡す。
同様の問題を抱える「E13C-YS」「E13C-YM」「P11C-VN」の産業用エンジン3機種についても、建機メーカーがこれらのエンジンを搭載する建機のリコールを届け出た。
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今回のリコールでは、経年変化により排出ガス中の窒素酸化物の排出量が規制値を超過する可能性があるため、排出ガス後処理装置の窒素酸化物浄化触媒の浄化率を定期的に点検する。排出量が一定の基準を超える場合には、触媒を交換する暫定措置を行う。
同社は「恒久対策までの間、定期的に点検整備を実施することになり、顧客に大変なご不便をおかけし大変申し訳ない」とコメントを出し、今回のリコールを暫定措置として実施する考えを示した。対象車両を使用しているユーザーには、販売会社から連絡する。日野が自社グループで販売しているトラックにとどまらず、問題のエンジンを搭載する建機のリコールも必要になった。
これらの販売会社や建機メーカーに対しては、「少しでもリコールの推進につながるように」との配慮から、日野から40人の人員を派遣して対応体制を拡充。触媒浄化率の点検や触媒交換作業などを支援する。
