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日野プロフィアのエンジン不具合、3755台リコール

2013年10月22日 (火)

行政・団体国土交通省は22日、日野自動車製大型トラック「日野プロフィア」のエンジンに不具合があったとして、同社がリコールを届け出たと発表した。対象のトラックは2011年9月28日からことし6月12日までに製造された3755台。

国交省によると、対象車両のエンジン制御プログラムと排気ガス再循環(EGR)パイプの構造が不適切なため、停車中のDPR(排出ガス浄化装置)の自動再生と手動再生が頻繁に中断された場合、EGRクーラー内でカーボンデポジットが生成されて吸気バルブに付着し、外気温が低い状態で長時間駐車されるとカーボンデポジットの粘度が増加することがあるという。

このため、エンジンを始動した際、吸気バルブが摺動不良となり、最悪の場合はバルブが折れ、異音が発生するとともにエンジンが停止するおそれがある。

これまでに、同社はこの不具合を52件確認しており、リコールによって全車両の、エンジン制御プログラムを書き換えるほかEGRパイプを対策品に交換するとしている。