さんふらわあで離着岸支援システムをテスト利用

▲さんふらわあごーるど（出所：商船三井）

ロジスティクス商船三井は16日、傘下のフェリーさんふらわあ（大分県大分市）が神戸・大分間で運航する大型カーフェリー「さんふらわあごーるど」で、古野電気（兵庫県西宮市）が開発中の離着岸支援システムを試験的に使用すると発表した。

離着岸支援システムは、LiDAR（ライダー）・サテライトコンパスで得た情報から岸壁と船体の正確な距離・角度を計測し、結果を複数画面で視覚表示する離着桟支援装置で、乗組員が経験に基づき目視で行っていた離着岸作業の安全性と効率向上を目指して開発している。

トライアルユースでは、乗組員がシステム画面を見て、表示された計測結果を容易に理解できるか、システム画面構成の見やすさなどの使い勝手を検証する。船長など乗組員と意見交換を行うことで、乗組員の視点に立ち安全性を加味したシステムの開発と製品化を目指す。トライアルは2023年3月まで続ける。