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台風15号で被災の静岡市などで宅配遅延、中止も

2022年9月26日 (月)

(イメージ)

国内記録的な大雨被害をもたらした台風15号の影響により、静岡県を中心に配送が遅延や中止などの影響が出ている。9月に入って日本列島に度々台風が到来し、大規模な土砂災害や河川の氾濫が各地で発生。今後も台風シーズンが続くことから、輸配送に関わる各事業者は早期復旧とともに、万が一に備えた防災・減災対策への徹底が求められる。

ヤマト運輸は、台風15号で発生した土砂災害のため通行止めが発生したり、営業所の浸水被害が発生したりした影響により、静岡県の2市2町(静岡市、島田市、森町、川根本町)で全商品を対象に、荷物の配達に遅延(営業所への引き取りを含む)が発生しているほか、静岡市葵区で土砂災害があった中山間では、集荷や配達を停止中。また静岡市の静岡桃園センター(駿河区)、清水港町センター(清水区)、清水江尻営業所(同)は、いずれも浸水被災で窓口業務を中止している。

日本郵便は台風14号、15号による交通規制などの影響により、沖縄、静岡両県での引き受けや郵便物、ゆうパックなどの一部に配達の遅れが発生している。特に、沖縄県では「船舶便が欠航した影響により滞貨しているため、1週間から10日程度の遅れが発生している」としている(25日12時時点)。

佐川急便は静岡県静岡市の葵区、駿河区、清水区などで、荷物の配送、預かりが遅れる影響が生じており、同地域から全国に届ける荷物の預かりも停止している(26日9時時点)。

西濃運輸の遅延地域は、静岡市の全3区、宮崎県高千穂町向山、日之影町、椎葉村(24日8時時点)。福山通運は静岡県の静岡市葵区(油山)と磐田市、森町などについて「特に配達遅延の影響が大きい地域」としている(26日10時時点)。