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アプリで法人向け気象サービス、ウェザーニューズ

2022年9月28日 (水)

サービス・商品ウェザーニューズは28日、法人向け気象情報サービス「ウェザーニュース for Business」の提供を開始したと発表した。新サービスは、同社の天気アプリ「ウェザーニュース」アプリをビジネス用に拡張したもの。工場内での熱中症や落雷、大雨による交通規制など、倉庫や工場、運輸といった物流業界などで、施設の管理や屋外業務に役立つ天気情報をリアルタイムにチェックできる機能を搭載している。温暖化に伴う気象災害が各地で多発するなか、防災・BCP(事業継続計画)対策ツールなどとして今後も機能をアップデートしていく方針。

▲ウェザーニューズの石橋知博取締役専務執行役員(出所:ウェザーニューズ)

同日オンラインとの併用で開催された製品発表会で、石橋知博取締役専務執行役員は、物流事業者向けの利用方法の一例として「(気象災害により)高速道路が通行止めになる可能性など、実況だけでなく予報もできる」などと説明。ラストワンマイルを担うドライバーの安全を確保するとともに、ラストワンマイルのサービス品質を高めるツールとしての有効性も強調した。天候変化に伴う商品発注量の変動予測といった、ユーザーごとにカスタマイズされた情報収集にも使えることをPRした。市場規模について「最低でも100億円」との見方を示した。

既存の天気アプリに法人専用ページやプッシュ通知を追加して利用する。スマートフォンだけでなく、PC画面でも閲覧が可能。価格は税別980円(月額)からで、契約は最低30ユーザーから受け付ける。

■アプリ画面例(左から工場向けの熱中症対策画面、落雷画面)