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ドローン配達商用化へ実験、出前館・吉富運輸など

2022年10月13日 (木)

フードドローンを使った物流・宅配の航路設計事業を行う、TOMPLA(トンプラ、新潟市中央区)は13日、吉富運輸(神戸市西区)、出前館、日本コンピューターネット(大阪市北区)、スターバックスコーヒージャパン、神戸学院大(神戸市中央区)と協働し、神戸ハーバーランドとポートアイランドの間で、フードデリバリーのテストマーケティングを実施すると発表した。ドローン飛行によるコーヒー配達での品質面や航路の安全性を検証し、将来的に商用化できるかを探る。

テストの手順は、出前館のアプリで注文を受けると、吉富運輸の離陸側のパイロット補助者が近隣のスターバックス店舗から商品をピックアップし、ドローンの離陸地点(高浜岸壁)まで運ぶ。ドローン専用の運搬ボックスに積み込み、離陸して神戸港を横断し、5分後に近隣の公園に着陸。着陸側のパイロット補助者が、指定地点で受け取りに来た注文者に商品を渡す流れ。遠隔で機体の制御と監視を行う。

発表によると、ポートアイランド西側は滞在人口に対して飲食店が少ない地域。フードデリバリーの配達員も少ないため、飲食の選択肢が限られているという。

実験では、神戸学院大の学生6000人と職員、地域住民を対象に、スターバックスのコーヒーをドローンを使って届ける。飛行時間は3分間。期間は10月11日〜11月3日。商用化に向けて実際の市場環境を想定し、実験は単発ではなく20日間にわたり実施する。


▲スターバックスコーヒー神戸ハーバーランド umie MOSAIC店からポートアイランドへ向け商品を運搬(出所:トンプラ)

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LOGISTICS TODAY編集部
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