三井倉庫HDとNRS、パートナーシップ協定に合意

M&A三井倉庫ホールディングス（HD）とNRSは25日、戦略的パートナーシップ協定に合意したと発表した。化学品原料分野のサプライチェーン（SC）での危険物取り扱いに強みを持つNRSと、三井倉庫HDが持つモビリティや半導体分野をはじめとした幅広い顧客基盤、非危険物領域のSCを俯瞰するメーカー視点で培った物流ノウハウを組み合わせ、両社のストロングポイントを生かす。

SCの上流工程で安定供給できる物流網を構築するとともに、脱炭素化やDX（デジタルトランスフォーメーション）への対応を急ぐ。具体的には、原材料・部品などの製造業界に向けて、両社が持つ物流機能を融合して危険物・非危険物の垣根を越えた統合ソリューションサービスを提供する。このほか、経済産業省が中心となり策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」で選定された、成長が期待される14の重要分野に向け、顧客視点で最適な物流デジタルプラットフォームの形成を図る。

発表によると、調達領域とされるSC上流工程の混乱は、企業社会活動に与える影響が甚大で、多種多様な原材料や部品の特性や地域に縛られず、あらゆる状況でも安定供給を実現する幅広い分野を包括した物流サービスの提供が必要とされている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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