ZOZO、店舗で欠品のアパレルを物流拠点から直送

ECファッションEC（電子商取引）のZOZOTOWN（ゾゾタウン）を運営するZOZOは24日、ZOZOTOWNとブランド実店舗、ブランド自社ECをつなぐOMOプラットフォーム「ZOZOMO」（ゾゾモ）について、実店舗での欠品による販売機会損失の軽減を図る新サービス「顧客直送」を始めた。

ZOZOの物流拠点「ZOZOBASE」（ゾゾベース）から欠品商品を指定先に直接届ける仕組みで、各店舗の在庫消化と売上増加を支援する。来店した顧客が店頭で決済を完了させ、欠品時にも商品を買ってもらうことで購買意欲の低下の軽減効果も見込む。

24日の発表によると、新サービスは、スマートフォンやタブレット端末上で簡単に操作が可能。ZOZOBASEの在庫確認から店頭決済、商品配送の手配まで完結させることができる。

▲顧客直送サービスの仕組み（出所：ZOZO）

対象は、同社が運営する自社ECのフルフィルメント支援サービス「Fulfillment by ZOZO」を導入しているブランドが対象だが、今後は未導入のブランドへの対応も予定する。初期の導入費や導入店舗数に応じた費用は発生せず、同サービス利用時に利用料が発生する従量制サービス。既に複数の企業が導入を決定し今後も拡大していくとしている。

ZOZOMOは2021年11月の提供開始時と比べて、導入店舗数は2倍に増加。在庫を取り置きできる店舗は3倍に伸びている。これまでZOZTOWNから実店舗への送客を中心に「売り場」をつないできたが、在庫面でも実店舗とオンラインを切れ目なくつなぐことで販売支援を強化する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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