ECトランスコスモスは11日、シンガポールのECフルフィルメント企業「アンチャント」に出資したと発表した。出資比率は34.3%で、アンチャントとの資本業務提携を通じ、顧客企業の商品の販路をASEAN大手ECリテーラーに拡大する。
アンチャントは2011年7月に設立され、シンガポール、マレーシア、インドネシアで商品受取・在庫・出荷・配送データ提供といったECフルフィルメントサービスを展開。海外からシンガポール、シンガポールから海外への越境ECフルフィルメントサービスも提供している。
また、顧客企業から商品を預かり、ASEAN大手の「Qoo10」「Lazada」インド最大手の「Flipkart」「Snapdeal」といったECリテーラーを通じて販売するほか、商品登録から在庫管理までの販路管理を行うサービスなども手がけている。
トランスコスモスでは、今回の提携で日本、中国、韓国、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどの既存マーケットに加え、シンガポール、マレーシア、インドへ販路を拡大。ASEAN市場にECで進出する顧客企業を支援することも可能となった。