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ABB、上海に完全自動のロボット生産・研究拠点

2022年12月5日 (月)

(出所:ABB)

国際世界的な産業用ロボットメーカーのABB(本社スイス)は5日、中国・上海市に完全自動化したロボット工場を開設したと発表した。

それによると、新工場は広さ6万7000平方メートル。 1億5000万ドル(200億円)を投じて建設した。デジタルや自動化の技術を展開して次世代ロボットを製造、中国のロボティクスや自動化の市場をけん引していくという。

工場内では、リアルとデジタルを融合させ、バーチャルプランニングと生産管理システムを駆使して生産性を最大化する。同社はそれを「デジタル製造エコシステム」と称している。従来の固定された組み立てラインはなく、代わりに柔軟なモジュール式の生産セルがネットワーク化されている。自律移動ロボットも施設内で動いている。AI(人工知能)を搭載したロボットがネジ打ちや組立て、マテハンなどの作業を請け負う。未来の工場の実現だとしている。

敷地内には広さ8000平方メートルの研究開発センターがあり、人工知能(AI)やデジタル化、ソフトウエアにおける新しいイノベーションを生み出し、ロボットをより高度で柔軟、安全かつ使いやすくすることを目指すという。

中国はABBの最も重要な研究開発や製造の拠点国であり、新工場は同社ロボティクス部門の世界3工場の1つとなり、アジアの顧客企業向けに製品を供給する役割を担う。

■中国・上海市の新工場

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LOGISTICS TODAY編集部
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