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板橋に都内最大の物流施設着工、三井不と日鉄興和

2023年1月26日 (木)

▲MFLP・LOGIFRONT東京板橋の完成イメージ(出所:三井不動産)

拠点・施設三井不動産と日鉄興和不動産は26日、東京都内最大となる物流施設「MFLP・LOGIFRONT(ロジフロント)東京板橋」の起工式を執り行った。2月1日に着工し、24年9月に完成を予定する。

日本製鉄の工場跡地に建てられ、地上6階建て、敷地面積9万3200平方メートル、延床面積25万6100平方メートルを誇る巨大施設。1階は1平方メートル当たり2トンの倉庫床荷重で、大規模冷凍・冷蔵倉庫にも使用可能で、市場拡大が見込まれる食品系のEC(電子商取引)やチルド配送に対応できる仕様とした。

免震構造、72時間対応の非常用発電機などのBCP対策をはじめ、車番認証、入退館管理などオフィスビル同等のセキュリティーを計画。将来的なドローン配送の拡大を見据えた賃貸用R&D(研究開発拠点)区画も用意した。


▲(左から)ラウンジ、メインエントランスのイメージ

施設の周辺5キロ圏内には106万人が居住し、都営三田線の西台駅から徒歩10分と従業員の通勤利便性が高く、雇用確保に有利な条件がそろっている。首都高速5号池袋線の中台出入り口までは2.7キロと、都心部への配送拠点としても適応する。

板橋区の地域防災力を向上させる拠点としても期待が高い。この日は開発の両社と板橋区、施設への入居が決まっているヤマト運輸の4社で「災害時等における防災施設整備等に関する4者基本合意書」を締結した。

具体的な内容は、施設に隣接する「板橋区立・舟渡水辺公園」と一体となる高台広場、水害時の緊急一時退避場所や避難路などの防災上必要な公共施設の整備を行い、1000人が集まれる緊急一時退避場所を確保した。敷地内の高台広場は緊急着陸用のヘリポートとしても使用可能だ。入居するヤマト運輸が災害時には支援物資の保管・配送拠点となる。

▲「板橋区立・舟渡水辺公園」との一体整備イメージ

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LOGISTICS TODAY編集部
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