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マースクが2倉庫を売却し、ロシアから完全撤退

2023年2月21日 (火)

(出所:A.P.Moller-Maersk)

国際欧州海運大手のA.P.Moller-Maersk(A.P.モラー・マースク、デンマーク)は20日、ロシアのサンクトペテルブルクとノボロシスクに保有していた物流施設を、英国を本拠地とする国際金融グループに属するIG Finance Development(IGファイナンス・デベロップメント)に売却する契約を締結したと発表した。マースクは22年3月にロシアでの活動中止を決定しており、残っていた施設の売却によってロシア事業から撤退した。

2施設の売却によってマースクがロシアに持つ全資産の売却が完了した。売却の過程で同社は、この2拠点に残っていた50人の従業員の雇用を案じていたが、新しい組織の一員として雇用されることになった。

ノボロシスクの施設(内陸倉庫)は、広さ2万8750平方メートル、コンテナ換算で1500TEUの容量を持ち、穀物などの貨物を専門に取り扱ってきた。サンクトペテルブルクの施設は冷凍・冷蔵倉庫で、2020年に設立された。広さは2万3500平方メートル。

IGファイナンス・デベロップメントは施設の取得と同時に、ロシアの大手食品輸入業者であるArosa(アローサ)と2施設を運営する契約を締結した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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