道路単位で車の通行量データ取得サービス、ジオT

サービス・商品地図事業を展開するGeoTechnologies（ジオテクノロジーズ、東京都文京区）は3日、道路単位での「車の通行量」を取得できるクラウドサービス「道路通行量クラウド」の提供を始めた。独自に蓄積している1日10億件以上の人流データを基に通行量を推計し、クラウドから通行量を取得できる日本初のAPIサービスという。既存の法人向け地図クラウドサービス「MapFanAPI」の新機能として提供する。

発表によると、従来のメッシュ単位による人流データを改善し、道路ネットワークデータに人流データをマッチングさせて統計処理を行う。これにより特定の道路など道路単位で人流が把握できる。進行方向別の通行量などピンポイントでの分析や期間を指定したデータ集計にも対応する。

▲道路ごとの男女別、年代別の車の通行量を可視化（クリックで拡大、出所：GeoTechnologies）

小売業界における出退店計画や需要予測、自治体の交通量調査など人流データの活用シーンは増加。新たな出店候補となる土地や物件を評価する際、店舗前の道路の通行量や年齢、性別といった属性に関する需要予測が求められている。

道路単位の正確な自動車通行量や人流データ属性が分かることで、売上や需要の予測精度が向上。正確な出退店計画の立案や小売店舗における人員配置や資材調達のオペレーション効率化を図ることが可能になる。

今後、渋滞情報やリアルタイムの人流に関するアップデートを計画する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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