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ジオテクノ、GPS機器の位置情報補正システム

2023年7月7日 (金)

サービス・商品ジオテクノロジーズ(東京都文京区)は7日、GPS機器で取得した誤差を含む位置情報を同社が所有する日本全国の道路データベースにあわせて補正でき、道路の名称や最高速度などの属性情報を配信するクラウドサービス、「マップマッチングAPI」の提供を開始すると発表した。

同サービスは、法人向け地図クラウドサービス「MapFan API」の新機能として提供され、補正した位置情報とともに道路名称・道路の種類・最高速度・車線数の属性情報も取得可能。また、1回のAPIリクエストで1000件の緯度経度を補正可能なため、リクエスト数を少なく抑えることができる。

これまで、GPS機器で取得した位置情報には誤差があり、「正しくどの道路を走行したか」を把握できない課題があったが、位置情報を道路ネットワークデータにマッチングさせることで、実際に走行したと思われる道路上の位置情報に補正する。

また、「走行した道路の名前や規制情報が分からない」という課題に対しては、補正した位置情報とともに道路名称や最高速度の情報も取得できるため、緯度経度情報だけではできなかった道路名称による通行道路の把握、速度超過などの危険運転走行の把握が可能になる。

同社によると、このシステムはクラウドサービスでデータ配信され、道路情報は同社が毎月最新のものに更新。API利用により、既存システム・新規システムへの組み込み開発が低コストで可能だという。日本全国の地図データ・道路データを整備する同社には、「車両の現在地情報や走行ログを正確に把握・分析して業務効率化に活用したい」という声があり、今回の開発に至った。

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LOGISTICS TODAY編集部
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