ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

三菱ふそうが新型eキャンター発売、車型は28種に

2023年3月9日 (木)

サービス・商品三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は9日、フルモデルチェンジした小型EV(電気自動車)トラック「eCanter」(eキャンター)を同日発売したと発表した。車型のラインアップを28種類に拡大し、多様なビジネス用途に対応したほか、バッテリーを1個から3個まで搭載可能な方式を採用し、ラストワンマイル輸送から長距離の輸送まで用途に応じた航続距離を可能にした。

▲新型eCanter(標準キャブSサイズバッテリー車両、出所:三菱ふそうトラック・バス)

国内では3月7日にいすゞ自動車が「ELF EV」(エルフEV)を発売。日野自動車も22年6月から「デュトロZ(ズィー)EV」を販売しており、運送業界の脱炭素化へのニーズが高まるなか、国産の小型EVトラックの新型車が出そろった。

三菱ふそうは2022年9月に日本と欧州で新型eキャンターを発表し、国内では23年春に発売すると予告していた。国内初の量産型EVトラックとして17年に初代モデルを発売してから6年でのフルモデルチェンジとなった。新型車はモーターを後軸に統合した独自開発の「eアクスル」を採用し、動力装置をコンパクトにしたことで、従来モデルが1種類だった車型を大きく拡大した。動力取り出し装置(ePTO)も新たに採用し、ダンプ、キャリアカー、ごみ収集車などの架装にも対応する。

性能や仕様は9月の発表通りだが、1充電当たりの航続距離については新たに国土交通省の審査値を追加公表した。バッテリー(41キロワット時)1個搭載のSサイズ(標準幅キャブ)は116キロ、2個搭載のMサイズ(同)は236キロ、3個搭載のLサイズ(ワイド幅キャブ/EX拡幅キャブ)では324キロとなる。

新型eキャンターは売り切りとリースの両方で提供する。代表的なモデルのメーカー希望小売価格は、標準キャブ・標準ボディー・全低床タイプが1370万500円、ワイド拡幅キャブ・全低床タイプが2005万800円(いずれも東京地区販売価格、税込)。

▲(左から)標準キャブSサイズバッテリー車両、ワイドキャブMサイズバッテリー車両、ワイドキャブLサイズバッテリー車両

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com