三菱ふそう、eキャンターを展示／トラックショー

話題三菱ふそうトラック・バス（川崎市中原区）は「ジャパントラックショー2022」のブースで3台の車両を展示。このうち、電気小型トラック「eCanter」（eキャンター）が来場者の注目を集めた。

車両総重量7.5トン、最大積載量3.25トン。充電1回あたりの走行距離は100キロ、電気モーターの最高出力135キロワット。ディーゼル車のキャンターと比べ遜色なく、よりパワフルな性能で、市街地での配送業務に適している。

新興メーカーのEV（電気自動車）市場参入が相次ぐなか、同社は大手の信頼性と従来のキャンターユーザーとの親和性を売りに、EVトラック市場をリードしていく構えだ。

荷台下には比較的大きな高電圧バッテリー5個が装着してあり、展示ブースでは多くの来訪者がしゃがみ込むようにそれを確認し、傍らの説明員に容量や走行距離を尋ねていた。運転席にも列を作って乗り込む風景が見られた。同社によると、現行型では、従来のキャンターユーザーに配慮してディーゼル車と似た内装にしているが、次期モデルでは多少EVらしい内装にしていく方針という。

▲eキャンターのバッテリーを確かめる来場者たち