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三菱ふそう、新型「キャンター」欧州で海外初展開

2021年8月12日 (木)

(出所:三菱ふそうトラック・バス)

サービス・商品三菱ふそうトラック・バス(川崎市中原区)は11日、小型トラック「キャンター」の新型モデルを欧州で発売すると発表した。ことし12月に予定するトラマガル工場(ポルトガル)での生産開始に向けて、8月より受注を開始する。新型「キャンター」の海外での販売は初めて。

欧州向け新型「キャンター」には、現行モデルから標準搭載している衝突被害軽減ブレーキと車両安定性制御装置、車両逸脱警報装置に加えて、新たに先進安全装置「アクティブ・サイドガード・アシスト」をオプションで搭載した。「アクティブ・サイドガード・アシスト」は、走行中に助手席側の歩行者や車両をレーダーが感知するとドライバーにランプと警報音で警告し、巻き込み事故や車線変更時の危険を抑制することで、都市部での安全運転を支える機能だ。

2020年10月に発表した国内向けの新型「キャンター」と同じく、キャブデザインを一新。フロントフェイスは国内のラインアップにも採用しているデザインモチーフ「ふそうブラック・ベルト」を導入。国内モデルと共通のLEDヘッドランプを採用することで、曲線で機敏かつ洗練されたイメージを表現した。フロントグリルの構造は、車両組立工程の効率化に貢献するとともに、よりスマートで統一感のある外観にした。キャブの遮音性も高めたことで、ドライバーの快適な運転を支援する。