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バッテリーイコライザーで不具合、発火のおそれも

三菱ふそう、キャンター3万4621台をリコール

2014年11月6日 (木)

行政・団体三菱ふそうトラック・バスは6日、小型トラック「キャンター」のバッテリーイコライザーで不具合があったとして、2010年5月26日からことし4月3日までに製造した3万4621台を対象に、国土交通省へリコールを届けた。

バッテリーイコライザーの12Vと24V端子の防水加工に不適切なものがあり、融雪剤などの導電物質が付着すると、端子とバッテリーイコライザーのケースが通電して電気的腐食が発生するものがあるという。

そのままの状態で使用を続けると端子部でショートが発生し、最悪の場合、端子周りの樹脂部品、配線からの発煙、発火に至るおそれがある。

この不具合を受け、同社は7日から改善措置を開始。対象の全車両で12Vと24V端子部に高粘性グリスを塗布し、被水防止の樹脂製カバーを追加する。また、12Vと24V端子部の著しい電気的腐食で配線の固定が正常に行えない場合には、バッテリーイコライザーと配線を新品に交換する。