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エア・ウォーター、西日本の低温物流網を拡充

2023年3月29日 (水)

拠点・施設エア・ウォーターは29日、子会社の西日本エア・ウォーター物流(大阪市淀川区)の新拠点となる「亀山物流センター」(三重県亀山市)が完成し、4月1日から稼働すると発表した。同社では西日本エリアでは初となる3温度帯(常温、チルド、冷凍)倉庫と危険物倉庫を有する多機能型の物流拠点となる。

▲西日本エア・ウォーター物流の「亀山物流センター」(出所:エア・ウォーター)

エア・ウォーターグループの物流事業は多岐にわたり、高圧ガスなどの危険物輸送から低温管理による食品物流、北海道から九州まで全国の拠点をつなぐ輸送ネットワークを構築している一般貨物輸送などを展開。特に一般貨物輸送では、海上輸送を利用したシャシー輸送で幅広い貨物を取り扱っている。同センターの稼働により、物流機能の強化とともに、同エリアでの物流ネットワークの拡充を通じた事業拡大を図る。

同センター周辺には機械器具や化学工業などの製造業が集積し、物流拠点として安定的な貨物需要を想定する。関西圏や中京圏の消費地にも近く、複数の幹線道路とつながるなど交通利便性も良いことから、他地域との連携拡大に寄与するとしている。また、舞鶴港(京都府)や敦賀港(福井県)、名古屋港、大阪南港など主要港湾の中間地点に位置していることから、シャシー事業における西日本エリアの中核拠点として、中継・保管機能まで担うことで幅広く事業拡大を進めていく。

食品事業においても、チルド・冷凍倉庫の設置で全国のコールドチェーンを強化し、新規顧客の獲得を推進する。低温物流を担うグループ会社のアグリ&フーズ(東京都品川区)の物流体制の強化にもつなげるとしている。

西日本エア・ウォーター物流「亀山物流センター」概要

▲危険物倉庫棟

所在地:三重県亀山市白木町1700-5(亀山液酸およびエア・ウォーター東日本三重営業所と同一敷地)
構造:常温・チルド・冷凍倉庫(鉄骨造、地上2階建て)、危険物倉庫(鉄骨造、地上1階建て)
延床面積:6029平方メートル

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LOGISTICS TODAY編集部
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