オリックス不、茨城県3棟目の物流施設を開発

拠点・施設オリックス不動産（東京都港区）は21日、茨城県つくば市にマルチテナント型の物流施設「つくばロジスティクスセンター」の開発に着手したと発表した。

同施設の延床面積は4万9000平方メートルで鉄骨造4階建て、募集区画は最小3200坪から最大4テナントの入居が可能。1階から2階にスロープを設け、1階に最大26台、2階に最大24台の大型車（10トン車）が同時接車可能なトラックバースを備える。

▲「つくばロジスティクスセンター」の完成イメージ（出所：オリックス不動産）

立地面については、圏央道つくば中央インターチェンジ（IC）から4.7キロ、常磐道谷田部ICから9キロの立地で、東京都心まで車で1時間の距離に位置する。都心と北関東を中心とした関東全域への配送が可能で、つくばエクスプレス線研究学園駅から2キロと通勤利便性にも優れている。つくば市は34年連続で人口増が記録されるなど日本でも有数の人口増加都市であり、入居テナント企業の雇用確保の面でも優位性が高いエリアだという。

同社は環境に配慮した物流施設の開発に取り組んでおり、屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電力は施設内で利用することが可能。夜間や天候の影響により、太陽光で発電した電力では供給量が不足する場合は、オリックスが非化石電源で発電された電力を供給する。また、敷地内の駐車場には電気自動車（EV）充電スタンドも設置予定。

オリックスグループは東名阪を中心に47物件の物流施設の投資開発実績を有し、茨城県内では、守谷ロジスティクスセンター、守谷IIロジスティクスセンターに続く3棟目の開発となる。同社は、「今後も進化するサプライチェーン戦略や環境に配慮した施設の開発を目指していく」と述べた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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