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センシンロボ、ヤード在庫把握にドローン利用検討

2023年4月21日 (金)

(出所:センシンロボティクス)

サービス・商品産業用ドローンなどの開発を行うセンシンロボティクス(東京都品川区)は20日、同社のヤード測量を行う棚卸サービスが、鉄スクラップの収集や加工などを手がける産業振興(東京都千代田区)に採用されたと発表した。センシンロボはこのサービスでドローンの利用も検討しており、モノの運搬だけではない物流におけるドローンの活用方法が注目される。

このサービスは、バックパックライダーを使ってスクラップヤードにおける現場状況の点群データを生成し、スクラップを解析して可視化するなど、現場の在庫状況を効率的に把握して適正な在庫管理を可能にする。スクラップの種別ごとに在庫量、空きスペース、品質などの在庫情報を解析し、解析結果を業務データとして活用できる形式で出力・表示することで、関係者間での円滑な情報共有も可能になった。

これまで広大な原料ヤードにおける在庫管理は、作業員による目視や巻尺での概算計測を行っており、現場の状況把握には膨大な工数を要していた。スクラップヤードの在庫管理にはドローンの活用も検討されているが、飛行禁止エリアやGNSS(全地球航法衛星システム)が届かない屋内など、ドローン飛行が難しい現場があるため、まずはバックパックライダーを活用。将来的にはヤード環境に応じたバックパックライダーとドローンの活用を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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