日立、ドローン活用した鉱物の在庫管理システム発売

（出所：日立ソリューション）

サービス・商品日立ソリューションズ（東京都品川区）は28日、3Dデータから原料の山ごとの体積量を算出する「原料ヤード在庫量計測・管理システム」を6月1日から提供開始すると発表した。

これにより、鉱物などの原料の在庫管理者はドローン（無人航空機）を活用して危険な作業現場に立ち入ることなく航空写真を撮影し、その3Dデータと原料の銘柄から算出された在庫量を安全・適正に管理できるようになる。

（出所：日立ソリューション）

輸送や災害時の危険地域での撮影などドローンの活用が幅広く検討されるようになってきた一方、鉱物を貯蔵する施設では、山積みで保管されている鉱物などの在庫量を把握するため、広域な範囲を手作業によって計測しており、多大な作業負荷がかかっていた。

日立ソリューションズが提供するシステムでは、作業者はまず現場でドローンを操作して対象となる原料の山を撮影し、その後、事務所で撮影した航空写真からオルソモザイクや標高データを作成。これらの3Dデータから原料の山ごとに体積量を算出し、さらに鉱物の銘柄をシステム上に登録することで、銘柄の係数を反映した在庫量を算出する。

（出所：日立ソリューション）

これにより、在庫管理者は、原料ヤードを効率的に計測し、在庫量の安全で適正な管理が可能となる。価格は個別見積もり。

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