
▲Skydioのドローン機体(出所:センシンロボティクス)
サービス・商品業務用ロボティクスに関するソフトウェア会社のセンシンロボティクス(東京都渋谷区)は25日、小型ドローン開発の米Skydio(スカイディオ)の日本法人(同港区)と業務提携し、販売代理店契約を結んだと発表した。
スカイ社製のドローンはAI(人工知能)を導入し、周囲の環境を把握しながら自律してルートを決定する。安全な自律飛行が売りという。
センシン社はソフトウエアを通じたソリューション構築や業務応用力に強みがある。業務提携に基づき、スカイ社のドローンの活用システムを開発し、代理店として顧客企業の導入をサポートする。すでにデモ飛行や様々な試験飛行を重ねている。
センシン社は次のような用途を提案している。対象物に接近した飛行▽GPSが使えない環境での安定した飛行制御▽品質の高い3次元(3D)モデリング作成に有効なデータ取得▽各種クラウド機能の利用▽自社のソフトウェアシステムとの連携––。同社は「インフラ点検や現場管理、防災・災害対応などの幅広い分野で、より安全かつ高効率な完全自動化ドローンを提供できる」と話している。

▲Skydio機で取得したデータを基に作成した3Dモデル図(出所:センシンロボティクス)