飯野海運、米海事VCのファンドに出資

財務・人事飯野海運は13日、米国の海事ベンチャーキャピタル（VC）「TMV」が運用管理するファンドに出資すると発表した。

同社では、今回の海事関連ファンドへの戦略的な出資を通じ、海事関連のスタートアップや先進的な取り組みを進める企業とグローバルに広く連携する。同時に、海事関連分野での新技術の知見を深め、最適技術を適時採用することで競争力を強化し、効率的で持続可能な海運業を目指す。

飯野海運は、4月から開始した3年間のグループ中期経営計画「The Adventure to Our Sustainable Future」で、経済的価値と社会的価値の創造を掲げる。

▲中期経営計画の概要（クリックして拡大、出所：飯野海運）

また、海運業を取り巻く課題解決の選択肢で、スタートアップとのオープンイノベーションの有効性を認識しており、TMVとの連携で先進的な技術を発掘・活用することで業務効率化を図る。さらに、2050年のカーボンニュートラル達成やエネルギー変革に代表される海事産業が抱える課題の克服につなげる。

TMVは、米国のニューヨークを拠点に、海事を含む物流、サステナビリティ、未来の働き方、ヘルスケア、フィンテックの分野に投資するファンドを管理・運用するベンチャーキャピタル。特に北米域をカバーすることを強みとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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