国交省、ノルウェーと海事分野の協力協議

行政・団体国土交通省は14日、ノルウェー・オスロで開催されたノルシッピング参加に合わせ、海事政策当局間会合を実施したことを発表した。両国間の海事分野の協力関係について、今後さらに協力を深めていくことで一致したという。

▲ノルウェー貿易産業漁業省との会合の様子（出所：国土交通省）

ノルシッピングは、造船・舶用工業事業者が出展する世界有数の国際海事展。隔年での開催年に当たることしは、6日から9日にかけてオスロで開催され、その機会をとらえて国交省と、ノルウェー貿易産業漁業省との間で海事政策当局間会合を実施し、両国における海事分野の取り組みや課題につき意見交換を行った。

日本側からはIMO（国際海事機関）におけるGHG（温室効果ガス）排出戦略の改定の必要性やシップリサイクル条約の早期発効に向けた取り組みの重要性に言及し、ノルウェー政府からは、国内関係機関と連携しつつ対応していく旨の発言があった。

また、OECD造船部会における脱炭素化にかかる施策（脱炭素化船の導入にインセンティブを与えることを目的とした船舶輸出信用了解の改定等）についても、両国でその重要性を共有し、検討を進めていくことで一致した。

さらに、海事分野における女性の活躍および船員の安全性向上についても話し合われた。最後に、海事分野において引き続き両国が協力して取り組んでいくことを確認したとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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