拠点・施設住友電気工業と住友電装(三重県四日市市)は24日、ドイツの充電コネクタメーカー「REMAリップランド社」(ボン)との間で、電気自動車用充電コネクタの開発、設計などを行う合弁会社を新たに設立することで合意した、と発表した。
新会社は、ドイツ独禁法当局の認可を得た後、11月中旬をメドに設立する計画。
欧米自動車メーカーが推奨している電気自動車用急速充電規格「コンバインドチャージングシステム」(Combo)規格充電コネクタの開発で先行し、充電コネクタの標準化委員会などに参画するREMA社から、同社が保有する充電コネクタの基礎技術に関するノウハウを買い取るとともに、合弁で開発会社を設立する。
住友電工・住友電装は、Comboに対応した製品開発、市場参入を検討していた。
合弁会社の設立により、住友電気工業と住友電装では「Combo規格充電コネクタの開発体制を早急に整えられるとともに、顧客への提案、拡販にもつながる」と期待している。
■合弁会社の概要
商号 | SUMI REMA EV Solutions GmbH(仮称) |
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社長 | 未定(住友電工/住友電装より派遣予定) |
所在地 | ドイツ連邦共和国 ボン市 |
資本金 | 50万ユーロ (約51.5百万円、1ユーロを103円で計算) |
出資比率 | 住友電工:36% 住友電装:24% REMA社:40% |
事業内容 | 自動車用充電コネクタの開発、設計、マーケティング |
設立時期 | 2012年11月(予定) |
人員 | 6人(2012年) |
売上計画 | 約60万ユーロ(2012年度) |