三菱ふそう、25年中に国内全製造拠点でCN化目指す

荷主三菱ふそうトラック・バス（川崎市中原区）は28日、国内の全製造拠点で、2025年までにCO2排出量の実質ゼロ化を示すカーボンニュートラル（CN）化の実現を目標とすると発表した。当初は39年までの達成を目指していたが、親会社のダイムラー・トラック（ドイツ）が打ち出した「グリーン・プロダクション・イニシアティブ」の一環として、大幅に目標を早めた。

三菱ふそうの国内製造拠点は、トラックおよび産業用エンジンなどを製造する川崎製作所（川崎市中原区）、トランスミッションなどを生産する中津工場（神奈川県愛川町）、バスを製造する三菱ふそうバス製造（富山市）──の3か所で、これらすべてで25年までのCN化を目指す。

▲川崎製作所（出所：三菱ふそうトラック・バス）

これまでのCN化への取り組みとしては、21年までに川崎・中津両工場でCO2排出量を15年比20％以上削減したほか、22年には川崎製作所構内に9000平方メートルの太陽光発電パネルを増設し、川崎・中津両工場の全調達電力を再エネ由来化するなどしている。三菱ふそうバス製造においては、ことし4月に実質100％の再エネ電力による操業を開始している。

これらの取り組みに加え、天然ガスや石炭などのエネルギー源でもさらなる省エネ活動の実施や設備更新を行い、CO2排出量の削減を推進するとともに、カーボンクレジットなどによるオフセット制度も活用していく。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com