センコーGHD、石川県に物流施設を開設

拠点・施設センコーグループホールディングス（GHD）は6月30日、ドラッグストアと量販店をターゲットにした物流施設「センコー 金沢第2PDセンター」を、石川県白山市に開設したと発表した。新センターは、センコーGHDが建設し、傘下の事業会社のセンコーが施設を賃借し運営する3件目の物件となる。

▲センコー金沢第2PDセンター外観（出所：センコーGHD）

「金沢第2PDセンター」は敷地面積が1万8032平方メートル、延床面積は3万4654平方メートル。建物構造は、鉄骨造・地上4階建ての施設。貨物用エレベーター3台、垂直搬送機6台、クライミングレベラー2台、ケースソーター、移動ラック、太陽光パネル、乗用車用EV（電気自動車）充電設備を備える。

また、センコーでは、京セラ、エフビットコミュニケーションズと、新センターで再生可能エネルギーを自家消費するPPAサービスで太陽光発電設備の導入を進めており、8月から運用を開始する。

施設は、北陸自動車道「美川IC（インターチェンジ）」「白山IC」から約6キロメートル、「徳光スマートIC」からは約5キロメートル、金沢市内まで約30分の場所に立地。白山市は福井県、富山県、石川県のほぼ中央にあることから、北陸エリア全域への商品供給拠点として、高い利便性をアピールする。また、2010年にセンコーが開設した「金沢PDセンター」の隣接地にあることから、繁忙時には人員の応受援もスムーズに対応できるとしている。

センコーの北陸支店では、2018年に北陸エリアで初のドラッグストア向けTCセンターを開設以降、ドラッグストアや量販店、小売業向けの物流サービスを順調に伸長させてきた。新センターでは、導入した自動化設備を目玉に、既存顧客の物流ニーズを取り込む。同時に、ドラッグストア、量販店、小売業の新規顧客の獲得にもつなげていく考え。

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LOGISTICS TODAY編集部
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