ロジスティード、在庫適正化支援サービスを開始

サービス・商品ロジスティードは5日、物流センターの在庫適正化の支援で、在庫管理のデータ分析の自動化、AI（人工知能）やシミュレーションを使った分析の高度化・見える化を可能にする新サービス「SCDOS協調型在庫コントロール支援サービス」の提供を開始したと発表した。

「SCDOS協調型在庫コントロール支援サービス」は、物流センターの在庫管理に関わる企業の物流本部・商品本部と、その取引先などのステークホルダーをデジタルでつなぎ、データに基づいた在庫適正化を推進するソリューション。
▲「SCDOS協調型在庫コントロール支援サービス」（出所：ロジスティード）

DWH（データウェアハウス）を構築することで、担当者が各拠点の物流実績データを加工・集計していた作業プロセスを自動化し、鮮度や精度の高いデータで物流センターの現状を見える化する「実績管理モニタ」、WMS（倉庫管理システム）の入荷実績から推定したアイテムごとの発注ロット・発注サイクルなどを考慮し、AIとシミュレーション技術で需要予測と在庫シミュレーションを行い、理想的な在庫推移を計算し、削減可能な在庫を見える化する「在庫分析モニタ」などの機能を搭載する。
▲システムの特長（出所：ロジスティード）

ロジスティードは、杏林堂薬局の物流センターを対象にサービスの実証実験を2021年7月から実施。熟練担当のデータ集計・加工・分析業務を月あたりで25時間を削減できることと、物流センターの在庫を6～15％削減できる見込みを確かめた。同社では、この結果を受け、2023年度からサービスの開始することにした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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