ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ドライバー労働時間短縮を、タカラスタンダード

2023年7月7日 (金)

▲自動倉庫(出所:タカラスタンダード)

荷主住宅設備機器メーカーのタカラスタンダードは6日、製品配送に当たるトラックドライバーの運転以外の労働時間の短縮を目指し、同社が行っている取り組みを紹介した。

まずは、物流センターでの待機時間短縮に向けた取り組み。出荷前の商品仮置き棚を自動倉庫に刷新したことにより、商品の取り出しがスムーズになったことに加え、仮置きスペースが空くのを待つ時間もなくなり、作業時間全体の短縮につながった。システム面では倉庫管理システム(WMS)を刷新するなどし、トラックの到着時間とピッキング作業完了が連動するようにした。

さらに、1日の輸配送能力を見極めた上で、出荷量の上限規制を行うなど、出荷量の平準化にも取り組んだ。協力会社の声も聞き入れ、一部路線でのリードタイム見直しも行っている。

▲さまざまな荷姿の商品を積み込んだトラック

そのほか、ドライバーの付帯作業のオプションを明確化した。同社は特徴として重量のある素材が多く使われており、搬入をドライバーが手伝うこともあったが、従来はその範囲が契約で明確化されていなかった。現在は荷渡しに関する付帯作業の基準を見直し、それに基づいて協力会社との契約再締結を進めている。

モーダルシフトも推進しており、現在は6区間における拠点間輸送で鉄道輸送を、5区間で海上輸送を採用。異業種間での中継輸送や、家具・家電・住設機器などの業界での共同輸送を検討するトライアルにも参加。さまざまなサイズや形状の荷物を運ぶ荷主企業として、効率的な輸配送に寄与するとしている。

コンテナ脱着で幹線中継輸送、異業種7社が協働

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com