ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本郵船、米オークランド港で陸から電源供給

2012年10月31日 (水)
オークランド港で電源供給中のNYK運航船

オークランド港で電源供給中のNYK運航船

ロジスティクス日本郵船は31日、陸上からの電力受電装置(AMP)を搭載したコンテナ船「NYKアポロ」が現時時間の今月22日、米カリフォルニア州オークランド港のコンテナターミナルに寄港した際、陸上からの本格的な電源供給を受け、成功したと発表した。邦船社として同港で陸上から本格受電したのは初めて。

高電圧の6.6キロボルト仕様の受電装置を搭載したNYKアポロは、22日早朝に入港し、22日深夜まで受電テストを含め連続して陸上から電源供給を受けた。

船舶の発電機を使わずに陸上の電源を利用してオペレーションを行うことは、CO2などの大気汚染物質の排出を大幅に削減することができる。

同社運航コンテナ船で陸上からの電源供給が可能な本船は少なくないが、オークランド港で高電圧の受電を行ったのはNYKアポロが第一船となる。

同社では「今後も、当社コンテナ船隊の受電装置改造工事を進め、段階的に、同港停泊時の陸電供給によるオペレーションを拡大していく」としている。