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三井不動産、マレーシア物流施設事業に初参画

2023年8月24日 (木)

拠点・施設三井不動産は24日、マレーシア三井不動産(クアラルンプール)を通じて、現地の大手物流会社PKT LOGISTICS GROUP(ピーケーティーロジスティクスグループ、PKT)と共同事業契約書を締結し、同国のケダ州クリムにおける物流施設事業「クリムロジスティクスハブ」に参画したと発表した。同社グループがマレーシアで物流施設事業に参画するのは初めて。

物流施設の敷地面積は6万2500平方メートル、延床面積は第1期が2万2000平方メートル、第2期が1万4000平方メートル。マレーシアの主要港となるペナン港から35キロ、ペナン国際空港から50キロに位置し、半導体を中心とした電気・電子産業の工場が集積する「クリムハイテクパーク」や自動車関連工場などに近接している。第一期はことし9月に満床稼働での竣工となる。

▲クリムロジスティクスハブ第1期の完成イメージ(出所:三井不動産)

マレーシアは人口と経済規模の拡大が続いており、貿易額はタイと並ぶ高水準で、物流施設の需要拡大が見込まれている。PKTは、豊富な物流施設開発実績を有しており、物流事業に関する専門学校を創設するなど、継続的な雇用と物流業界の発展に注力している。


▲(左から)第1期の倉庫内部、トラックバース

「クリムロジスティクスハブ」施設概要

所在地:マレーシア・ケダ州クリム
アクセス:ペナン港から35キロ、ペナン国際空港から50キロ
敷地面積:6万2500平方メートル
延床面積:3万6000平方メートル、第1期・2万2000平方メートル、第2期・1万4000平方メートル
構造・規模:第1期は1棟・平屋建て・鉄骨造。第2期は未定
スケジュール:第1期2023年9月竣工、第2期2024年以降着工