ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

駅徒歩5分の南橋本ロジスティクスセンターで物流施設市場に参入

キャピタランド、都市型施設の付加価値物流を提案

2023年9月14日 (木)

12月1日〜15日内覧会開催決定。申込先:yoko.aikawa@capitaland.com(担当:相川)・070 4196 4345|ご希望日時、午前/午後をお知らせください。

話題JR相模線「南橋本駅」のホームに降り立ち、改札階コンコースから南側に目をやると、すでに「相模原南橋本ロジスティクスセンター」(南橋本LC)の姿を間近に捉えることができる。駅から徒歩5分との案内に偽りはない。キャピタランド・ジャパンでロジスティクス部門のヘッドを務める鳥越豪郎氏は「鉄道駅からこれだけ近い物流施設は、まず他にはないのでは」と、胸を張る。

▲キャピタランド・ジャパン ロジスティクス部門ヘッドの鳥越豪郎氏

2000年にシンガポールを拠点とするキャピタランド・インベストメント・グループの日本法人として設立された同社にとって、今回紹介する南橋本LCは、日本国内で初めて手掛ける物流施設で、三井物産都市開発との共同事業でもある。日本物流施設市場への名刺がわりとなる物件は、まずその立地に驚かされるに違いない。

国内では最初の物件だが、不動産投資運用会社としてアジアやヨーロッパなど40か国、220の都市で事業展開を行う同社グループとしては、世界で150棟の物流施設の保有、開発、運営の実績をもつ。「グローバル基準」で構築された施設ノウハウを取り入れながら、今後、「キャピタランド・ジャパンの物流施設」像を、国内市場で定着させていくことになる。

グローバル基準で環境性能に応える、時代に即した都市型物流施設

南橋本LCは、物流施設の集積地として開発が進む神奈川県内陸の相模原エリアに昨年竣工した。新たな大型施設の開発が続き、業界の注目が集まる同エリアにおいても、駅から徒歩圏内という立地は、他の競合施設にもなかなか見あたらない。施設従業員の通勤において、また雇用の確保でも大きな優位性を持つのはもちろん、物流施設と駅の間を送迎のシャトルバスを用意する必要がないことで、コストの削減だけでなく、CO2削減、SDGsなど、近郊への配慮も行き届いた施設と言える。

▲南橋本LCの外観

立地のみならず、こうした細やかな環境への配慮に、世界で事業展開する”同社らしさ”がうかがえる。「SDGsなど、環境対策に関しては、グローバルな基準で対応していくことがグループとしてのポリシー。南橋本LCの開発に関しても、シンガポール本社と密に連携をとりながら取り組みました」(鳥越氏)と言い、既存建物の解体や建設時の廃材の処理、リサイクルや、消費電力や水道使用まで詳細なレポートを基に管理しながら、サステナブルな施設として完成させたことで、ESG経営を重視するテナント企業にとっても魅力的な物件となっている。

▲南橋本LCの敷地内に設置されているかまど型ベンチは、非常時には近隣住民が利用できる

建築物の環境性能における公的認証CASBEEではAランクを取得し、屋上には太陽光パネルも設置。また、施設内の設備でも省エネ、環境配慮が重視され、「遠赤外線センサー付LED照明を庫内全エリアで採用し、大きな省エネ効果を発揮します。さらに、タブレット制御システムによって、自動(センサー制御)や常時点灯/消灯などのモード設定、また検知時・待機時・常時点灯時の明るさ設定を各エリア区画毎に設定することが可能で、使用電力の削減具合も見える化できます」(鳥越氏)と言う。各照明の使用状況はシステムに記憶され、設定の変更など迅速な改善作業もタブレット操作で簡単に行うことができる。「電気料金が高騰している現状、庫内の区画ごとに無駄な照明費が発生しているような施設では、大きな節電効果が期待できます」(鳥越氏)。また、敷地内には、緑地エリアの整備に加えて、非常時に近隣住民が利用可能な「かまど型ベンチ」も設置し、地域共生のSDGsにも配慮する。

▲南橋本LC2階の倉庫部分。遠赤外線センサー付LED照明で節電が見込める環境に配慮された設備となっている

ハブ機能と環境性能を兼ね備え、さらに付加価値を持つ物流拠点提案

圏央道の相模原愛川インターチェンジから8キロ、圏央道の相模原インターチェンジ(ETC専用)から7.5キロ、国道16号へのアクセスにも優れ、首都圏の巨大消費地への配送拠点となる南橋本LCは、2024年問題を見据えた配送網の構築においても片道4時間での配送範囲に関東全域、名古屋、甲信越エリア、福島まで可能となる。

南橋本LCでは、延床面積2万2566平方メートル、4階建ての施設を東西2つに区分けしており、現在、東側区画でのテナントを募集している。対象区画は4フロア合計1万1345平方メートル(倉庫、バース、事務所含む)となり、関東圏の拠点集約、再編成などサプライチェーンマネージメント全般の変革を見据えた、あらゆる運用にも適する。

▲南橋本LC1階のトラックバース

「東側区画はトラックバースの出入口側にあたり、より機動的でスピード感のある運用に適した区画」(鳥越氏)となり、トラックバース・車路まですべて天井があり、雨天時や降雪時の荷物の水濡れを最小限にできる。バースにはドックレベラーを配置。カゴ車対応の垂直搬送機と、3.5トン対応の荷物用エレベーター各1基ずつ(対象区画)備え、4階建てメゾネット構造倉庫での垂直搬送を担う。「例えば、1階を通過型の配送センターとして、2階はそれにプラスして加工作業の機能、3階と4階では保管効率を重視した運用など、テナント様のニーズに応じたフロアの使用方法で、それぞれ独自性のある物流拠点としてご利用いただけます」(鳥越氏)

▲垂直搬送機(カゴ車対応)

庫内のスペックとしては、梁下有効高5.5メートル、床荷重は1.5トン/平方メートルで、2.5トンフォークリフトに対応。1階と2階に1つずつの事務所スペースがある点でも都市近郊、駅至近という立地を生かした運用が想定できる。また、パウダーエリアを設けた女性用トイレや多目的トイレに加え、オフィス内では車いすでも容易に扱える位置にインターフォンを設置したりと、ダイバシティ―採用に対応し、細かい部分でもサステナビリティをポリシーとした「世界標準」で、利用者目線の仕様が練り上げられている。

キャピタランドグループの日本法人は、「アスコット」や「オークウッド」のブランド名で知られる高級サービスアパートメントとホテルの運営および賃貸住宅、オフィス、データセンターへの投資も展開している。同社社員によるサービスアパートメント等のオペレーションによって蓄えられたノウハウや、ホスピタリティは、新たな施設開発・運営にも生かされている。南橋本LCでの満を持しての物流施設市場参入は、相模原エリア全般の「都市型物流要衝」としての価値をさらに上昇させるとともに、同社の戦略的立地と環境配慮型施設を核とした物流不動産プレーヤーとしての展開においても、今後さらなる注目を集めることだろう。

相模原南橋本ロジスティクスセンターの概要
所在地:神奈川県相模原市中央区南橋本3-1-1
敷地面積:1万1246.33平方メートル(3402坪)
延床面積:2万2566.39平方メートル(6826坪)
構造:鉄骨造、地上4階建
交通:首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川インターチェンジ 」8キロ、首都圏中央連絡自動車道「相模原インターチェンジ 」7.5キロ、JR相模線「南橋本駅」0.3キロ
竣工:2022年9月
キャピタランド・ジャパン物流施設一覧
問い合せ先
キャピタランド・ジャパン マーケティング&リーシング
相川氏(Mobile:070-4196-4345/E-mail:yoko.aikawa@capitaland.com​)
村井氏(Mobile:070-4213-5001/E-mail:murai.takao@capitaland.com​)