スクロールが物流基盤構築へサンワネッツ子会社化

M&AEC（電子商取引）事業者向けソリューションのスクロールは10日、静岡県袋井市で一般貨物運送業や通販代行などを手がけるサンワネッツを子会社化すると発表した。

サンワネッツは1970年に設立。運送業や倉庫業など多様な物流事業を展開しており、関東や静岡、中京圏を結ぶ事業基盤を有する。スクロール子会社でEC物流代行のスクロール360（浜松市中区）とは、以前から倉庫内業務に関する取引がある。スクロールはサンワネッツを傘下に入れることで、ECソリューションの事業領域の拡大を見込む。直近決算となる2023年3月期の売上高は121億4600万円、営業利益が7億2300万円、最終利益が5億4000万円だった。

現在、サンワネッツの株式はスクロールの山崎久隆会長が38.31％、サンワネッツの水谷欣志社長が13.22％を所有しており、子会社化に伴う所有株式の動向は現時点で決定していない。株式譲渡契約は11月15日、譲渡実行日は24年1月4日の予定。

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LOGISTICS TODAY編集部
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