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米アマゾン、プラ梱包全面廃止のフルフィルセンター

2023年10月19日 (木)

(出所:Amazon)

国際米アマゾンは19日、同社では初となる、プラスチック梱包材を使わないフルフィルメントセンターをオハイオ州に建設したと発表した。これまでアマゾンは、多くのEC業者と同様に紙とプラスチックのパッケージで商品を発送していたが、米国ではプラスチックをリサイクルするために回収センターなどに持ち込む必要がある。梱包材をすべて紙にすることで、アマゾンのユーザーは自宅ですべての梱包材をリサイクルすることができるようになった。

同社は、ユーザーの多くは商品をより良い状態で受け取れると同時に、環境負荷を抑えるために適切なサイズでリサイクルしやすく梱包されていることを望んでいると考え、これまで数年にわたり紙のみを使った梱包で商品を届けるための研究と実験を行っていた。

また、パッケージの使用をできるだけ少なくして環境負荷を最小限に抑えるために、アマゾンでは機械学習を使用して、より軽くて小さなパッケージで安全に配送できる商品を特定し、梱包を大幅に削減。軽量化された梱包は、同様のサイズの硬質段ボール箱よりも最大90%軽量だという。そのほかにも、ヒートシールが可能な紙素材や特殊な形状の商品に合わせて柔らかく軽い段ボールシートを使って梱包できる機械など、独自に開発した資材・機材を使い、梱包の削減にも努めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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