伊藤忠、スエズ運河で舶用燃料供給の共同開発

国際伊藤忠商事は25日、エジプトのオラスコム建設社（オラスコム社）と、スエズ運河でのアンモニア・バンカリングの共同開発に関する覚書を締結したと発表した。スエズ運河は国際海上物流の要所であり、伊藤忠商事はオラスコム社との協力を通じてアンモニア供給の拡大を目指す。

オラスコム社は持続可能な産業や再生可能エネルギー分野でのリーダーシップを持つ。その専門性を活かし、スエズ運河でのアンモニア・バンカリング開発に大きく貢献することが期待される。伊藤忠商事は既にシンガポールやスペインで同様の開発を進め、スエズ運河も新たなプロジェクトに加わる。今後は欧州、パナマ運河、日本などの主要海上物流地点でのアンモニア燃料供給の開発も拡大していく方針。

アンモニアはゼロ・エミッション燃料として注目され、舶用燃料としての利用拡大が進むなか、伊藤忠商事はアンモニア燃料船の開発を推進。同社は各分野での取り組みを連動させて、燃料アンモニアの利用拡大と社会実装を実現するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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