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SGL、ベトナムでヘインズジャパン社から3PL受託

2012年12月3日 (月)

ロジスティクスSGホールディングスは3日、国際物流事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(SGL)が、アメリカンカジュアル・アンダーウェアブランド「へインズ」の製造発売元・ヘインズブランズジャパンから、ベトナム工場で生産されたヘインズ製品に関する3PL業務を受託した、と発表した。

SGLのベトナム子会社・佐川急便ベトナムは、ホーチミン、ハノイ、ダナンに拠点を設け、主に航空・海上貨物輸出入事業・国内トラック事業・倉庫事業を行っており、2011年9月からは衣料品・雑貨などの検針・検品事業を開始、さらにことし3月には同国内で3か所目となる保税倉庫を首都ハノイ市近郊のバクニン省トゥーソンに開設した。

国内では2000年からヘインズブランズジャパン社の3PL業務を受託しているが、ヘインズ社に対して「ベトナムでも日本国内同様に流通加工など高品質なロジスティクスサービスが提供できること、コスト面でも競争力を保つことが可能であること、ベトナムでの自社保税倉庫を活用できることを総合的に提案」した結果、ベトナムでも3PL業務を受託することとなった。

受託フロー図(出所・SGホールディングス)

受託フロー図(出所・SGホールディングス)

ヘインズ社は今後、日本向けだけでなく、香港・台湾・韓国などほかのアジア地域への加工出荷輸送も計画しており、SGLでは「アジア各地の現地法人との連携でSGホールディングスグループの総合力を生かし、ヘインズブランズジャパン社の事業展開にロジスティクス面をはじめとして全面的にサポートしていく」としている。

同社が受託した具体的な業務は、ハノイ近郊の佐川急便ベトナム・トゥーソン保税倉庫で、製品の検品・検針から流通加工(値付け・たたみ・パッキング)、保管、ピッキング、出荷にいたる業務と、ベトナムから日本への輸出通関、国際フォワーディング、海上輸送。