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商船三井、フェリー海難事故の緊急対応訓練を実施

2010年10月25日 (月)

ロジスティクス商船三井は25日、商船三井フェリー運航のフェリー「さんふらわあふらの」の青森県尻屋崎沖での衝突・浸水・油濁・火災・乗客行方不明事故を想定した訓練を実施した、と発表した。22日に開催し、両社合わせて約70人が参加した。

 

訓練は「尻屋崎沖を航行中の商船三井フェリー運航のフェリーと付近航行中の大型コンテナ船が衝突。衝突により浸水、潤滑油の流出、火災が発生するとともに、乗客が船外に投げ出され行方不明になった」という想定で開始。

 

事故が発生したフェリーからの第一報受信に始まり、重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、浸水・火災への対応、乗客の捜索、流出油の回収方法などの手順確認、模擬記者会見などを実施した。

 

商船三井では年に2回、諸条件を考慮しながら世界各地に海難事故現場を想定し緊急対応訓練を実施しており、「今後も訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体で強固な緊急対応体制を整備していく」としている。