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商船三井、緊急海難事故訓練を実施

2011年5月23日 (月)

ロジスティクス商船三井は20日、海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、自社所有・運航のばら積み船「MONALINDEN」が瀬戸内海・備讃瀬戸東航路(香川県男木島沖)で衝突・浸水・油濁事故に遭遇した想定で訓練を実施した、と発表した。本社、グループ会社の役職員約60人が参加した。

 

19日午後1時から4時まで、特に油濁の際に必要な対応と情報の伝達が「的確かつ円滑」に行えることを確認することを目的に実施。重大海難対策本部長役の武藤光一社長ら関係役員8人、船舶管理会社「マグサイサイMOLシップマネジメント社(フィリピン)」、船舶管理統括会社「エム・オー・エル・シップマネージメント」、日本栄船神戸本社、坂出支店が参加した。

 

訓練は「瀬戸内海・備讃瀬戸東航路を水島向け航行中の同社運航ばら積み船と付近航行中の内航貨物船が衝突。衝突により浸水、燃料油の流出が発生した」という想定で訓練を開始。事故発生の第一報受信に始まり、重大海難対策本部の設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、油濁への対応(流出油の回収方法などの手順確認)、模擬記者会見などを実施した。

 

商船三井では年に2回、異なる条件で世界各地の海難事故現場を想定し、緊急対応訓練を実施しており「今後も訓練で培ったノウハウを共有することにより、グループ全体で強固な緊急対応体制を整備していく」としている。