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機関室火災から座礁事故への発展を想定

商船三井、重大海難事故への緊急対応訓練を実施

2014年5月23日 (金)

環境・CSR商船三井は23日、重大海難事故に備えた緊急対応訓練の一環として、第六管区海上保安本部の協力のもと、「海外の第三者船舶管理会社が管理するばら積み船で瀬戸内海・クダコ水道を航行中に機関室火災が発生し、座礁事故へ発展する」との状況を想定し、緊急対応訓練を実施した。

訓練は22日、同社運航船で機関室火災、座礁事故が発生した場合の必要な対応と情報の伝達が、的確・円滑に行えることを確認するため、第六管区海上保安本部と商船三井東京本社、第三者船舶管理会社として「Bernhard Schulte Shipmanagement」が参加。商船三井からは武藤光一社長ら重大海難対策本部を構成する役員、関係部署が参加した。

「瀬戸内海・クダコ水道を航行中に商船三井運航ばら積み船の機関室から火災が発生し、その後、主機関が停止、座礁する可能性がある」との想定で訓練を実施。事故発生の第一報を受けて、第六管区海上保安本部への通報、商船三井に重大海難対策本部を設置、関係者間の情報の収集・伝達などの初期対応、本船への指示、模擬記者会見などを実施した。

同社では「訓練で培ったノウハウや新たに見つかった改善点などを共有することにより、グループ全体で万一に備えた緊急対応体制をより強固なものに整備していく」としている。