拠点・施設大和ハウスグループの大和物流(大阪市西区)は20日、鹿児島県霧島市で物流施設「鹿児島臨空物流センター」(仮称)を開発すると発表した。2025年4月に完成予定。
同センターは地上2階建て、延床面積が1万9074平方メートル。鹿児島臨空工業地帯内に位置し、九州の主要高速道路である九州縦貫自動車道・溝辺鹿児島空港インターチェンジ(IC)から1キロ以内の距離にあるため、九州南部の広域物流拠点として鹿児島、宮崎、熊本県への配送に適している。高床式と低床式の両方のバースを備えており、さまざまな荷物・荷役方法に合わせて効率的に入出庫作業ができる仕様とした。
同社は九州全域をカバーする物流拠点として「福岡物流センター」(福岡県新宮町)と「鳥栖物流センター」(佐賀県鳥栖市)を、2次配送拠点として「鹿児島営業所」(霧島市)を運営していたが、時間外労働の上限規制の厳格化により従来のような長距離輸送ができなくなることから、南九州エリアでの2次配送拠点の需要が高まると予想。同センターを開設することで物流効率化だけでなく雇用創出も図り、地域経済の活性化を促す。
「大和物流鹿児島臨空物流センター」(仮称)概要
所在地:鹿児島県霧島市溝辺町麓字山神321-10ほか
敷地面積:1万8972平方メートル
延床面積:1万9074平方メートル
構造:鉄骨造、地上2階建て
バース:西面高床式、北面低床式
床荷重:1階2t/m2、2階1.5t/m2
搬送設備:荷物用エレベーター(4.6トン1基、3.6トン2基)、垂直搬送機(1.8トン1基、1.5トン1基)
環境設備:全館LED照明、ソーラーパネル敷設
アクセス:九州縦貫自動車道・溝辺鹿児島空港ICから950メートル
着工:2024年4月1日予定
完成:2025年4月30日予定
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com