ピックアップテーマ
イベントアイティメディアの製造業従事者向けBtoBメディアであるMONOist（モノイスト）は12月12日、「物流革新」をテーマに物流拠点の現状と課題解決策を探るライブ配信セミナー「人手不足時代の物流拠点DX戦略〜物流拠点業務の省人化・自動化〜」を開催する。
物流業界は以前から問題視されていた人手不足が表面化し、デジタル技術の活用をはじめとする「物流の高度化・効率化」に向け試行錯誤している。そしてサプライチェーンと物流の担い手は、迫りくる2024年問題を目前にし、根本的な業務改革を迫られている。非効率な物流体制、生産性の低い物流業務から脱却し、人手不足の中でも持続可能な物流を構築・運営するにはどのようなアプローチが有効なのだろうか。
▲ローランド・ベルガーの小野塚征志氏
本イベントでは「人手不足」「効率化」「省人化」を共通テーマに設定。物流拠点の業務改善からサプライチェーン改革・DX戦略まで、さまざまな課題に対する具体的なアプローチと課題解決策を、物流効率化の最新事例とともに紹介する。
基調講演の1人目は、物流の創造的革新「Logistics4.0」を早くから提唱し、ロジスティクス/サプライチェーン分野を中心にコンサルティングサービスを展開するローランド・ベルガーの小野塚征志氏が登壇する。物流の世界で進みつつある次世代イノベーションにフォーカスした「Logistics4.0—省人化・標準化による物流拠点の革新」と題した講演を通じて、ロボット/AI/IoTといった先端技術の進化と活用の拡大が物流拠点の省人化・標準化をもたらすことを提言。脱・労働集約によるゲームチェンジが起きようとしている物流業界の動向を概観するとともに、物流拠点の革新に向けたDXの在り方と先進事例が紹介される予定だ。
▲エレコム物流部スーパーバイザーの原田航氏
もう一つの基調講演には、ロジスティクスの高度化事例を表彰するロジスティクス大賞（主催：日本ロジスティクスシステム協会）で2023年の業務改革奨励賞を受賞したエレコムが登壇。エレコム物流部スーパーバイザーの原田航氏が「『歩かない』物流センターはいかにして実現したか〜60％の省人化を実現したエレコム兵庫物流センター〜」と題して講演を行う。災害、人手不足、小口貨物の増加など、多くの社会課題によって今後「物流ができなくなる」未来が現実味を帯びてきている。エレコムではその課題を乗り越え、持続的な物流運営をすべく“歩かない”をテーマにした物流センターを構築。講演ではこの物流センターの仕組みやプロジェクトの進め方など物流拠点のDX戦略が語られる。
企業セッションでは、アイ・グリッド・ソリューションズ（東京都千代田区）が物流の持続可能な未来に向けた「脱炭素化」の新たなアプローチを提示。自動化とデジタル化で電力コストが増加する中での“脱炭素経営戦略”が語られる。また、2024年問題を目前にひかえ“いまできる労務管理”についてfreee（フリー、東京都品川区）が講演。法改正に向けて対応すべきポイントや勤怠・給与の効率化に必要な取り組みが紹介される。TeamViewerジャパン（チームビューワージャパン、東京都千代田区）からは、物流現場を支援するAR活用の次世代ロジスティクスソリューションが、実際の事例を交えつつ語られる予定だ。
開催日時：2023年12月12日（火）13時〜16時30分
形式：ライブ配信セミナー
主催：アイティメディア MONOist
集客協力：LOGISTICS TODAY
参加費：無料
詳細・申込
