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NXHDとアサヒ、鉄道モーダルシフトを推進

2023年11月24日 (金)

ロジスティクスNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)とアサヒグループジャパンは24日、安定した鉄道貨物輸送を推進する新たな協業プロジェクトを12月1日から始動すると発表した。これまでNXHD傘下の日本通運(東京都千代田区)が鉄道コンテナを積載できる専用トラック「緊締車」を使い、貨物発着駅の集配業務を担っていたが、これをアサヒグループ傘下のアサヒロジ(墨田区)が引き継ぎ自社車両で行う。緊締車の運転には高度な技術・資格が必要であることから、トラックドライバーの時間外労働制限に対応するため、専門ドライバーの人出不足を解消する狙いがある。

▲鉄道コンテナ専用トラック「緊締車」(出所:NIPPON EXPRESSホールディングス)

日本通運がこれまで行っていた、緊締車を使用した集荷元から配達先までの荷物の鉄道コンテナでの配送業務をアサヒロジに移行し、150キロ圏内の短・中距離輸送に強みを持つアサヒロジが貨物発着駅の集配業務を行い、鉄道貨物輸送のノウハウを持つ日本通運が鉄道コンテナの積み替え業務を行うことで、物流体制の持続可能性と輸送の効率化を図る。

協業により、アサヒロジは実車率と積載率の向上が期待され、日本通運は鉄道貨物輸送での集配業務の確保が可能となる。NXグループとアサヒグループはこれまでも関東・九州間の共同輸送や災害時のバックアップ輸送体制構築などで協力しており、今後も連携を強化し、長距離輸送のモーダルシフトを進め、効果的なCO2排出削減を実現する持続可能な輸送体制を検討する。

▲協業体制の概要(クリックで拡大)

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LOGISTICS TODAY編集部
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