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HAIロボ、高密度・高効率の次世代自動倉庫システム

2023年11月30日 (木)

サービス・商品物流システム開発のHAI ROBOTICS JAPAN(ハイロボティクス・ジャパン=HRJ、埼玉県三芳町)は11月30日、次世代型ソリューション「HaiPick System3」(ハイピックシステムスリー)の国内提供を開始したと発表した。HRJの主力製品であるACR(ケースハンドリングロボット)とAGV(無人搬送機)を組み合わせたもので、同一施設内で1000台以上のロボットを制御することも可能だ。

▲「HaiPick System3」(出所:HAI ROBOTICS JAPAN)

ACRには専用のかごを使用したチェーンピックテクノロジーを搭載して高密度保管を実現。専用のかごの間をフックでつなぐ構造で、高さ10メートルまで伸縮でき、奥行きは最大5段までかごを出し入れすることができる。かごの間のスペースは従来比で60%削減されており、1平方メートル当たり最大50個のかごを保管する。

▲専用のかごをACRが引き出す様子

ACRが商品ラックの最上部から最下部まであるかごを受け持ち、AGVがラック基底部のかごをワークステーションに搬送。ワークステーションではAGVが搬送したかごが2秒ごとに作業者の前に並ぶことで、オペレーター1人当たり1時間に300かごのピッキング処理をすることが可能だ。従来の手動ピッキングと比較するとワークステーションの効率はピーク時で3~6倍向上する。

▲ピッキング作業者の元にかごを搬送するAGV

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LOGISTICS TODAY編集部
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