帝人フロンティア、中国合弁エアバッグ工場が本稼働

アパレル帝人フロンティア（大阪市中央区）は13日、昨年10月に旭化成せんいなどと中国・江蘇省南通市に設立したエアバッグ用基布の生産・販売会社「日岩帝人汽車安全用布（南通）」が、本格的に生産を開始したと発表した。

日岩帝人汽車安全用布（南通）は、織布からコーティングまでを一貫生産することができるエアバッグ用基布の生産・販売会社で、エアバッグ用の素材として主流のナイロン製だけでなく、今後ニーズの高まりが見込まれるはポリエステル製の両素材に対応した設備を備える。

生産能力は年間640万平方メートルで、今後の需要動向を見極めながら追加投資で織機の増設を図り、2015年度には年間1600万平方メートルまで生産能力を拡大、売上高20億円を目指す。