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ラオックス・ロジスティクスが運送事業許可を取得

2023年12月21日 (木)

認証・表彰ギフト商品を中心とする小売業ラオックスホールディングス(HD)は21日、子会社で倉庫事業を手がけているラオックス・ロジスティクス(LL、栃木市)が、12月5日付で一般貨物自動車運送事業の営業許可申請を行ったと発表した。2024年春から営業を開始する予定。

物流業界でトラックドライバー不足が課題とされているなか、荷主企業としても運送業のサービスの廃止や集配時間の短縮などにより、従来通りに荷物を届けることが難しくなるとの懸念から、荷主企業の物流子会社であるLLが一般貨物自動車運送事業の許可取得を目指すことを決定。LLは主に倉庫事業を展開しており、商品保管やセットアップなどの加工業務を主業務としているが、今回の許可取得により加工前の商品集荷、セットアップ加工後の指定先への納品まで、ワンストップでのサービス提供が可能となる。

運送事業ではLLと顧客間の近距離輸送、中近距離のチャーターサービスの提供を想定している。営業開始は24年春の見込みだが、既に埼玉県内への定期便輸送を計画している。

荷主による輸送力の確保進む

2024年問題に向け、物流、運送各社が効率化などで輸送力を底上げする一方、一部の荷主企業は独自に輸送力確保に動いている。全体の輸送力が14%減少する中で、サプライチェーンを維持するため、荷主も物流企業も、具体的な輸送力であるトラックとドライバーの確保に懸命だ。24年4月以降の運び手を確保できていない荷主は運び手をどう確保していけばよいのか。残り3か月で模索が続くのだろう。

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LOGISTICS TODAY編集部
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