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物流連、太田国交相就任で会長談話を発表

2012年12月27日 (木)

話題日本物流団体連合会(物流連)は27日、安倍新内閣の発足に伴って就任した「太田昭宏国土交通相への期待」と題する伊藤直彦会長の談話を発表した。新しい総合物流施策大綱や交通基本法の早期制定に向けた期待を表明した。


■伊藤会長談話の全文(原文ママ)

この度、太田昭宏衆議院議員が国土交通大臣に就任されました。政権交代を機に、経験豊富で、統率力、実行力のある大臣が誕生されたことを大いに歓迎いたします。

ヨーロッパの金融財政不安による世界的な経済危機への懸念や、近隣諸国との関係の不安定化による厳しい国際情勢、国内産業の空洞化等による物流市場の縮小等により、我が国の物流事業者は、危機的な状況にあると言っても過言ではありません。国を挙げた早急な対策が必要な状況となっております。

東日本大震災からの復旧・復興はもちろんのこと、デフレ脱却、経済の成長路線への転換、物流事業を安定的に営むことのできる環境の確立などについて、速やかに対応していただくとともに、現在、策定の準備が進められている新しい総合物流施策大綱に、物流事業の確固たる将来像を是非とも盛り込んでいただきたいと存じます。

また、「交通基本法」の法案においては、物流分野に関して、物流インフラの整備やモーダルシフトの推進、災害対策の強化など、いずれも物流の維持・発展に必要不可欠な事項が盛り込まれています。一刻も早い法律制定をお願いしたいと存じます。

以上、新大臣におかれましては、地味ではありますが社会のインフラとして重要な役割を担っている「物流」分野発展のため、大所高所から力強いリーダーシップを発揮していただきたいと心から願っております。