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キョクレイ、西日本初の冷凍冷蔵倉庫を神戸に開設

2024年1月15日 (月)

フードニチレイロジグループ本社(東京都千代田区)は12日、グループ会社で冷凍冷蔵倉庫事業を手掛けるキョクレイ(横浜市中区)が15日に、「神戸六甲物流センター」(神戸市東灘区)を稼働すると発表した。同社にとって初の西日本地区の倉庫となる。

▲「キョクレイ神戸六甲物流センター」(出所:ニチレイロジグループ本社)

同センターは冷凍倉庫が1万429トン、冷蔵倉庫が1万901トン、冷凍冷蔵兼用倉庫が6361トンで、設備能力は計2万7691トンを誇る。検品室や解凍室を併せ持つほか、タブレットの利用拡大やウエアラブルカメラの活用などのデジタル化、水平搬送ラックや自動ロボットによる自動化により現場・事務作業を効率化する。

▲解凍室

同社が主力として取り扱う果汁・乳製品の在庫を東西に分散させるなどBCP対策を可能とし、ニチレイロジグループの次世代輸配送システム「SULS」(サルス)を活用したキョレクイライナー便や、西日本エリアへの域内配送スキームを構築して輸送できなくなるリスクにも対応する。

新たな試みとして、冷凍機からの排熱を解凍室の温度調整に再利用する設計としたほか、脱炭素型自然冷媒冷凍機を採用するとともに、太陽光発電システムも設置するなど、環境に配慮した仕様とした。

「キョクレイ神戸六甲物流センター」概要

所在地:神戸市東灘区向洋町西6-13-4
設備能力:2万7691トン(冷凍倉庫:1万429トン、冷蔵倉庫:1万901トン、冷凍冷蔵兼用倉庫:6361トン)
構造:4階建て、免震構造(冷蔵倉庫部分)
トラックバース:12基
設備機能:最先端セキュリティーシステム、顔認証システム、カード式入退館システム、トラックバース予約システム、水平搬送ラック、プッシュバックラック、ドライブインラック、検品室、解凍室

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LOGISTICS TODAY編集部
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