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椿本とKDDI、ベンダーフリー倉庫DXへ合弁設立

2024年1月16日 (火)

M&A椿本チエインは16日、KDDIと次世代型の物流倉庫自動化システムの開発を目指し、合弁会社「Nexa Ware」(ネクサウェア、東京都港区)を設立すると発表した。新会社は4月1日から事業を開始する。出資比率は椿本チエインが51%、KDDIが49%。

椿本チエインとKDDIは、多様なメーカーや機器に対応したベンダーフリーな次世代物流倉庫自動化システムの開発のため、2022年11月に業務提携を締結。今回の合弁設立により、両社の技術力を結集し、自動化システムの構築から通信、ネットワーク、データに基づいたコンサルティング、運用保守までの一貫したサービスを提供し、物流倉庫のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。

▲合弁会社の事業イメージ(クリックで拡大、出所:椿本チエイン)

物流倉庫の自動化は技術革新が進んでいる一方、従来型のシステムではベンダーごとにパターン化された組み合わせが主体で柔軟性に欠け、マテハン機器やロボットの選定、導入への障壁となっている。また、多くの物流拠点を統合管理し、最適化するために高度なネットワークやセキュリティーが必要であり、実績データに基づいた分析や業務の最適化も求められる。

新会社では、椿本チエインのエンジニアリング力とメンテナンス、KDDIの高品質なネットワーク・セキュリティー、データ分析、運用保守サポートのノウハウを組み合わせ、ベンダーフリーでデータ駆動型のサービスをワンストップで提供するネクサウェアを通じて、自動化システムの標準化や国内外の複数物流拠点の共通運用を目指し、デジタルツインを活用したシミュレーションの実施などにより、物流倉庫のDX推進と社会的課題の解決に寄与していく。

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LOGISTICS TODAY編集部
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